キウイフルーツについて!【栄養素・健康効果・選び方・保存方法等を解説】

 

店頭にてよく見かける『キウイフルーツ』

栄養価も高く、価格帯も手ごろで、習慣的に食べている方も多いのではないでしょうか?

食卓と健康を支えるキウイフルーツについて見ていきましょう!

 

 

【 動画でも公開しています! 】

 

 

 

 

 

 

キウイフルーツについて

 キウイという名は、ニュージーランドの国鳥「キウイ」に似てることからつけられました。

 キウイフルーツは、中国原産のマタタビ科マタタビ属の雌雄異株のつる性木本植物です。北半球ではイタリアや中国など、南半球ではニュージーランドやチリなどで多く栽培されてます。

 世界で最も早く経済栽培が始まったニュージーランドでは、生果の輸出以外に、加工品としてのジュース、凍結果肉・ピューレなどの一次加工製品が生果輸出国へ同時に販売され、そこで二次加工されることが多くなってます。

 日本では、1970年代に導入が本格化し、1980年代後半には国内でも4万トン近くが生産されるようになりました。

 エメラルドクリーンの果肉色を生かしたジュース・ワイン・ジャム・ピューレ・シャーベット・ゼリーなどへの加工利用が進んでいます。キウイドリンク・キウイヨーグルト・キウイゼリーなどのナショナルブランドで大量販売する製品は、単価的に安い一次加工品を利用したものが多くなってます。

 

 もっとも多く出回ているのが、「ヘイワード」という品種。日本では輸入ものも多いが、国産も増えている。また、日本で新たに誕生した品種もいくつかあります。

  • 「香緑」: 細長い俵型で甘味が強い
  • 「レインボーレッド」: 果肉の中心が赤い
  • 「さぬきゴールド」: 果肉が黄色

など、色や形もバラエティに富んでいます。

 

キウイ フルーツ

 

キウイフルーツと健康

 

 甘味と酸味のバランスがちょうどよく、独特の触感、食べやすさから人気の高いキウイ。栄養について見ていきましょう!

 

エネルギー 53     【kcal】
水分 84.7  【g】
タンパク質 1.0    【g】
脂質 0.1    【g】
炭水化物 13.5  【g】
カリウム  290  【mg】
ビタミンC 69     【mg】
ビタミンE 1.3    【mg】
0.11  【mg】
食物繊維総量 2.5    【g】
  • ※生・可食部100gあたり
  • ※日本食品標準成分表2018による

 

栄養成分の特徴

 

キウイフルーツにはビタミンCが69mg/100g含まれています。

 

 これは、果物のなかではアセロラ、グァバなど熱帯性の果物に次いで多く、柑橘類の約2倍である。ペクチン含有量は果物のなかで最高値を示し、追熟後には0.7~0.8%(うち水溶性ペクチンが50%)を含み、食物繊維の供給源として優れている。

 

 主産地ニュージーランドが日本での市場開拓を行なった際のセールストークの一つは「キウイフルーツ1個はレタス1個分の食物繊維を含む」というのがあります。ペクチンが多いことから、ジャムなどの加工適性に優れています。

 

 果肉にはクロロフィルが含まれ(17.5mg/kg程度)ているため、明るい緑色をしています。クロロフィルは食品中の変異原物資を吸着する高分子物資として注目されています。さらに数多い果物なかでも、鮮やかなエメラルドグリーンを呈するものはキウイだけであり、機能性以外に、機能性以外に、食品の彩りには貴重な食材となっています。

しかし、クロロフィルは加熱処理によって分解、褐変する。また、長期貯蔵、phの変化などによっても退色が進む。

クロロフィルの分解を抑制する(緑色の保持)には凍結・乾燥が最も有効である。

 

 果肉にはタンパク分解酵素アクチニジンが含まれています。この酵素はph6~7の条件でタンパク質を分解する力が強いとされています。生果実のスライスを肉などに挟んでおくだけで、肉が軟らかくなり食味が増加します。

 

 キウイフルーツは果物の中では多くのポリフェノールを含んでいます。一般的にポリフェノールは、強い抗酸化作用があり、生活習慣病を発症する原因の一つとされる体内の活性酸素発生を抑制する効果があるとされています。またカテロイドの1つであるルティンを多く含む。ルティンは白内障などの眼病予防い役立つ成分として注目されています。

 

 

キウイフルーツの見分け方

 

キウイフルーツを選ぶポイントは

  1. 果皮全体に茶色いうぶ毛がびっしり生えているもの
  2. 表面にシワや傷がついてないもの
  3. ツヤがあり、重量感がある
  4. 果皮の色が濃すぎないもの

 

キウイフルーツは追熟が出来ますので、すぐに食べない場合は固めを選んでも大丈夫です。

 

食べ頃

 

果実の頭とお尻の部分を持って上下から軽く押すようにし、弾力を感じたら熟しています。

腹の部分を押すと実が痛みますので、気を付けてください!

 

キウイにトゲ?

 キウイフルーツには「毛じ(モウジ)」と呼ばれるトゲがあります。これは、キウイの上部、ヘタの部分についています。

品種によってはないものもありますが、口の中にトゲの繊維が残ったりして後味が悪くなる原因になります。

 

① キウイ上部、上から5mmぐらいの位置にナイフを入れます。このとき、刃にトゲがあたるのが分かります。そこからそのまま横一周に切れ目を入れます。

② ヘタを手に持ち、キュッとひねると上のヘタの部分が取れて、トゲもくっついてきます。

 

 

保存法

熟したものは冷蔵庫で保存して、早めに食べましょう!

固いものは常温で追熟させます。リンゴと一緒にビニール袋に入れておくと、エチレンガスによって早く熟します。こまめに熟し具合を確認しましょう!

 

キウイフルーツ

 

最後に~キウイフルーツとは~

 

キウイフルーツはスプーンで食べることができて、お手軽に各栄養素を摂取することができますよね。

また個数で売っていることが多いことから、消費者自ら選んで購入できるのも大きな魅力ではないでしょうか?

キウイフルーツの選び方を参考に、質の良いものを選んでくださいね!

 

最後までご覧いただきありがとうございました。

 

 

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