パカッ!!『アケビ』について

 

皆さんはアケビと聞いて何をイメージしますか?

ピンと来ない人も、懐かしいなーって人も、最近食べた!って方もいらっしゃいますかね。

 

今回はアケビについてみていきましょう!!

 

アケビとは

 アケビ(通草)はアケビ科アケビ属の落葉つる性植物で、東アジアの温帯地域に広く分布します。

 果実は長楕円形で、8~10月に成熟すると果皮が縦に裂開し、多数の黒色の種子を含む液果が現れます。

 日本には主にゴヨウアケビとミツバアケビが自生しています。ゴヨウアケビは5枚の小葉を持ち、薄紫色の雄花をつけるのに対して、ミツバアケビは3枚の小葉を持ち、濃紫色の雄花をつけます。一般には、これらとその雑種を総称してアケビと呼んでいるが、ミツバアケビのほうが果実が大きく、外観が美しいものが多いため、生産現場ではアケビと言えば主にミツバアケビです。

 山形県を中心とした東北地方では、アケビは古くから果実(果肉)は貴重な甘味源として、種子は油(食用または灯火用)の原料として、果皮や新芽は山菜として、つるはかごなどの日用品の材料として広く利用されていました。

 今も代表的な秋の味覚の一つとして親しまれており、郷愁を誘う果実として、大都市の青果店で高値で販売されることもある。その重要に着目し、山形県では1980年代に中山間地域の新たな作物として栽培が始まった。現在も全国生産量の8割以上を占めています。

 

 各産地では、生産者がそれぞれ近隣の山林から採集した株を園地に植栽し、果実形質・栽培性に優れた系統を選抜して、栽培してきた。選抜には、果実の大きさ・玉揃い・果形・着色・熟期・棚待ち・輸送性・雌花の着生量・うどんこ病耐性などに着目して行われています。果実は、産地より統一名称を冠して出荷されていることもあるが、外観や品質が一定していないことが多くなってます。

 近年、優良系統の一部が品種として扱われ、苗木が販売されている。しかし同じ品種名で売られている苗木でも特性に違いがあったり、栽培条件によって特性が変化したりすることがあるため、導入の際には地域ごとに適応性を見極める必要があります。

 生食用として200gを超える美しい果実が観光地の土産物店に並ぶほか、大都市の市場に出荷されて、高級果物店などで販売されている。調理用としては100g前後のものが好まれ、契約農家または農協から、旅館・料理店などへ直接納入されることが多くなってます。

 

 次に、優良系統をご紹介します。これらの命名されている系統は、生果での出荷を主な目的に選抜されています。

 

【鷹紫(たかむらさき)】

 山形県白鷹町のアケビ生産グループが選抜した優良品種。早生で、8月下旬から9月上旬頃に熟する。楕円形の果実は、果重250~300gと大きく、果皮は鮮やかな紫色に着色する。

 

【秋月(しゅうげつ)】

 山形県朝日町の斉藤孝太郎氏が、採集した野生系統から選抜した優良品種。9月下旬頃に熟する。果実は短楕円形で、果重は220g程度になり、果皮は濃紫の着色する。

 

栽培法について

 

 比較的冷涼な地域で、日当たりと排水がよく土壌が肥沃(ひよく 農作物がよくできる肥えた土のこと)な傾斜面に、棚仕立てにします。収穫期を分散させるために、熟期の異なる複数の系統を混植します。アケビは自家不和合性(同一品種の花粉を受粉させても結実しない)であるため、授粉樹として花粉の多いアケビカズラを混植することもあります。

 展葉期のアブラムシの発生に注意し、開花期には必要に応じて人工授粉を行います。開花後、1花叢(かそう)に1~2果になるように摘果します。うどんこ病を予防するために、袋かけをする場合もあります。

 8月下旬から10月上旬にかけて、果実の地色が抜け、全面が紫色に着色し、縫合線がハッキリとみえてきたら、果皮表面を傷つけないよう、はさみで丁寧に収穫します。裂開した果実は腐敗しやすいため、青果での出荷はできなません。

しかし、直ちに加工する分には差し支えないので、裂開果実の有効利用という面からも、加工品の開発及び製品の販路確保が不可欠であります。

 一般にアケビいえば果実の中のゼリー状の果肉を生食するというイメージがあるが、東北地方では、果皮をさまざまな方法で調理して食用にしています。かつて野菜が手に入りにくかった冬場の保存食として重宝されてきた経緯から、長期保存のきく加工食品も多い。

 

アケビ

アケビと健康

 

秋の味覚の代表格である「アケビ」

成分をみていきましょう!

 

エネルギー 82   【kcal】
水分 77.1  【g】
タンパク質 0.5    【g】
脂質 0.1    【g】
炭水化物 22.0  【g】
カリウム  95 【mg】
カルシウム 11  【mg】
マグネシウム 14   【mg】
ビタミンC 65  【mg】
食物繊維総量 1.1    【g】
  • ※果肉・生・可食部100gあたり
  • ※日本食品標準成分表2018による

 

栄養成分の特徴

アケビの果肉にはビタミンCが豊富に含まれている。ビタミンC含有はキウイフルーツやイチゴと同程度あり、果肉100gで1日の必要量の半分以上をとることができます。果皮のはカリウム、食物繊維が多く含まれ独特の苦みがあります。

 

機能性成分

 

 アケビカズラやミツバアケビの種子からとれる油の主成分は1,2-ジアシルグリセロ-3-アセテート(DAGA)です。DAGAは一般の食用油よりも、食後の血中中性脂肪を上昇させにくいため、体脂肪がつきにくいとされています。

 

 つるの部分「木通(もくつう)」はアケボサイド・ステロール類、カリウム塩などを含み、生薬として利用されるほか、漢方にも配合処方されています。

開花期につるの木質化した部分を採取し、輪切りにして乾燥させたものを煎じて服用します。消炎・利尿・鎮痛・関節リウマチ・神経痛・月経不順などに効果があるとされています。

目の炎症には、果実を乾燥させたものを煎じて服用します。

 

皮の紫の色素は強い抗酸化力を持つアントシアニンで、老化防止やガン予防の効果が期待されています。

 

アケビの見分け方

 

アケビを選ぶポイントは

  1. 皮は深みのある紫色である
  2. 皮にハリと厚みがあるもの

 

食べ頃

 

皮が割れて、果肉が半透明になったら食べ頃です!

 

保存法

〇冷暗所に置いて追熟させます。

〇涼しいところで、6~7日保存が可能です。

 

最後に~アケビとは~

 

わたしが住んでいたところではアケビを多く見かけることがありました。

隣人の山からアケビをよく頂いていましたね。パカッと割れるのを楽しみに待っていたときもありました!

アケビを食べる機会が幼少期にくらべて、めっきり減ってしましましたが、いまでも帰省した際には食べることがあります。

 

アケビ自体が馴染みがないって方も、今回の記事を通して、興味を持って頂けたら嬉しいです!

 

最後までご覧いただきありがとうございました。

 

 

 

 

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