皆さんはバナナと聞いて何を想像しますか?
今やポピュラーな果物ですよね。
今回は、黄色い巨塔「バナナ」について書きたいと思います。
【 動画で解説もしています! 】
バナナについて
植物学的には、バナナはベリーに分類されます。
バナナはバショウ属の顕花植物で原産地は世界のいくつかに分類されます。
バショウ科は草本の顕花植物で、葉鞘(鞘状になった葉の基部)が重なり合って幹のようになるため木を思わせますが、植物学的には草です。
バナナは木からなるものではなく、草から生えるといったイメージです。果実のも正確には果菜となりますね。
東南アジア、ラテンアメリカ、特にアフリカには料理用バナナを主食とする地域があり、穀類やイモと同じように、茹でる、蒸す、揚げる、焼くといった各種の調理法で利用されています。
日本でのバナナ栽培はほぼ沖縄県に限られていますが、その生産量は205t(2007年度)と少なくなっています。
日本人が最も日常的に食べている系統が「キャベンディッシュ」です。なめらかでさっぱりとした食味で、日持ちも優れる。世界でのシェアは5割を誇る。
バナナと健康
バナナといえば栄養価が高いというのはいうまでもありませんね!!
スポーツ選手が競技前や途中で食べているのは速効性と持続性を併せ持つエネルギー源で、タネがなく皮を剥くだけで、食べやすく、持つ運びに便利であり、甘くて美味しい。いいことずくめですね・・・。
ちなみにバナナは下の方ほど甘いため、むいた側から食べるスタンダードな食べ方がおススメです☆
エネルギー | 86 【kcal】 |
水分 | 75.4【g】 |
タンパク質 | 1.1 【g】 |
脂質 | 0.2 【g】 |
炭水化物 | 22.5【g】 |
カリウム | 360 【mg】 |
マグネシウム | 32 【mg】 |
ビタミンC | 16 【mg】 |
ビタミンB6 | 0.38【mg】 |
食物繊維総量 | 1.1 【g】 |
- ※生・可食部100gあたり
- ※日本食品標準成分表2018による
- カリウム、食物繊維(大腸ガンのリスクを下げ、腸内環境改善効果)
- ポリフェノール(抗酸化作用)
- セロトニン(精神を安定させる効果に期待)
- ビタミンB6(果実類トップ 欠乏すると皮膚炎や貧血をおこす)
熟したバナナは免疫力アップ
熟した印としてシュガースポットと呼ばれる黒い斑点が出現します。香りや甘さが増し、栄養価も高くなります。
シュガースポットが出たバナナのほうが免疫力を高める効果が大きいという実験結果が出ています。もともとその効果はありますが、成熟の度合いとの関係を調べた結果、日数の経ったバナナほど免疫を担う白血球の数を増やす効果があり、また免疫を強める生理活性物質の量が多いとの報告もあります。
冷蔵庫で真っ黒になるのは低温ダメージ
バナナを冷蔵庫(10℃以下)に入れておくと真っ黒になるのは、成熟したのではなく、低温により皮がダメージを受けたからです未熟の状態のまま冷蔵庫に入れると追熟しません。。味が落ちるため、冷蔵庫保存はなるべく避けたいとこです。
気持ちが高まる?
脳を元気にし、意欲を出すと言われる「ドーパミン」、睡眠をコントロールするとされるメラトニンが含まれています。バナナを食べると人生が変わる!!
バナナの見分け方
バナナは、果皮が緑色でまだ未熟のうちに収穫し、低温コンテナ船で輸送される。輸入後にエチレンガスで追熟させた後、市場に出荷される。追熟により果皮色は黄色に変化し、デンプンは糖化して強い甘味が出ます。
先端が緑色のものは、まだ熟していません。
バナナを選ぶポイントは
- 付け根(軸)がしっかりしているか
- 皮が黒ずんでいないか
- カーブが大きいものは、木の外側で育った物なので生育が良い
- ふっくらと丸みがあるか
- 床に接している部分が柔らかくなってないか
- 手に取った瞬間、語りかけてくる※
※ホントにいいものは持った瞬間に違いを感じます。そんな素敵なバナナに出会いましょう!(個人差あり)
保存方法
〇保存適温は13℃となってます。バナナスタンド等に吊るして常温保存すると追熟します。
〇熟したものは1本ずつビニール袋等にいれて冷蔵庫の野菜室で保存。
最後に~バナナとは~
バナナは世界の人々から愛されています。健康面ではもちろん経済面でも多大な影響を及ぼしてます。世の中に欠かせない最重要果物「Most Wanted Fruits」とでも銘打ちましょうか。
バナナを食べて、元気な毎日を送りましょう!!!
最後までご覧いただきありがとうございました。