Warning: The magic method InvisibleReCaptcha\MchLib\Plugin\MchBasePublicPlugin::__wakeup() must have public visibility in /home/shunkyuu/shunkyu.com/public_html/wp-content/plugins/invisible-recaptcha/includes/plugin/MchBasePublicPlugin.php on line 37
有能!!アボカドについて。│しゅんきゅう青果店

有能!!アボカドについて。

 

皆様は『アボカド』と聞いて何を想像しますか?

 

野菜的に取り扱われていますが、果物なんですね!!

 

今や多くの食卓に取り入れられている『アボカド』について書いていきたいと思います!

 

アボカドとは

 アボカドはクスノキ科の果樹で、アリゲーターペアー(鰐梨)とも呼ばれます。最も栄養価に富む果物で、「森のバター」の愛称で呼ばれていますね。

 

 アボカドの名はアステカ語の「aguacate」すなわち「生命の泉・果実」の意から転じたと言われています。

 

 原産地はメキシコ南部であるが、周辺に広がっていった過程でメキシコ系・グァテマラ系・西インド諸島系の3つの系統に分化しました。

最も耐寒性のあるのがメキシコ系で、-5℃程度の低温にも耐える。最も耐寒性のないのが西インド諸島系で、-1℃程の低温で寒害を受けます。グァテマラ系の耐寒性は両者の中間である。

 アボカドは脂肪分を多く含む果実で、どのようなソースとも相性がよいことから、さまざまな料理の材料に利用されるほかに、シャンプーや化粧品などにも加工されている。ブラジルでは生産されたアボカドの30%がオイル抽出加工にまわされ、そのうち3分の2は石けんに、3分の1は化粧品に加工される。

 

日本には、大正時代に伝わったとされています。

 1937~38(昭和12~13)年に和歌山県新宮市佐野の土居春作・種吉兄弟がカリフォルニア州からアボカドを導入して栽培を始めた。1953(昭和28)年には、和歌山市の井上潤二氏がカリフォルニアから栽培品種を導入し、栽培を試みた。同じ頃、静岡県沼津市の山田寿太郎氏もアボカド栽培に取り組んだ。この頃に栽培された樹の一部は現在も生存し、毎年結実しているようです。

現在では、小面積の露地栽培が静岡県・和歌山県・愛媛県などで行われてます。

輸入されているアボカドは、追熟すると果皮が黒紫色に変色する「ハス」と呼ばれる品種です。

 

アボカド ハス

 

 

アボカドの知識

 

 

 一般家庭で料理に取り入れるようになったのは近年のことです。濃厚な風味がマグロのトロに似ていると評され、カリフォルニアロールで人気が高まりましたね。食べ頃や食べ方が消費者に浸透しつつあり、日本でもポピュラーな果実になってます。

 

アボカドの収穫について

 

 クリマクテリック型果実であるアボカドは、硬い果実を収穫し、その後に室温で追熟させて軟化したものを食べます。

※果実の成熟の際に呼吸量が著しく増大する果物のこと収穫後の貯蔵中に追熟を行うことができる。

 アボカドの果実は収穫してから軟化が始まります。他の果実と異なり、樹上にある限りはは追熟することなく細胞分裂を続け、果実肥大を続ける果実中の油分も肥大に伴い増加するので、樹上に長く置くほど油分が高くなり、まさにマグロのトロと同じような濃厚な味わいとなる。

アボカドは果実中の油分が8%以上にならないと本来の食味に達しないことから、収穫開始はこの果実油分の増加を目安に活用している。

 

追熟・貯蔵について

 収穫後はただちに7.2℃の低温に置くことで、約1か月間は貯蔵できます。しかし、4.2℃以下の気温に長く置くと、果実が低温障害を受け、果皮が変色したり果実内部の維管束が黒く黒変したりして、追熟が正常に行われなくなります。

スーパーで購入したハスの果実中に黒い繊維のよう維管束がみられることがあるが、これは輸送中の低温障害です。

 

アボカドの取り扱いは温度に左右される。

◎ 安全・・・4.5~26.7℃

◎ 最も良い風味が得られる追熟温度・・・13~21℃

〇 軟化スピードが速まる・・・21℃以上

〇 ゆっくり軟化・・・7.2~12.8℃

△ き、危険!・・・1.7~4.2℃

× 決して触れさせてはならぬ・・・1.7℃以下

 

成熟した固いアボカド果実を適温で追熟させると、10~14日程で柔らかくなります。追熟が完了して食べ頃のものについては「アボカドの見分け方」にて御紹介しますね!

 

アボカドと健康

 

 栄養価の高いフルーツとして知られ、生食されている世界の果実38種類を分析した結果、最も栄養価が高い果物として『ギネスブック®』にも紹介されています!!!

 

エネルギー 187  【kcal】
水分 71.3 【g】
タンパク質 2.5   【g】
脂質 18.7 【g】
炭水化物 6.2   【g】
カリウム  720 【mg】
ビタミンE 3.3   【mg】
ビタミンB2 0.21 【mg】
パントテン酸 1.65 【mg】
食物繊維総量 5.3   【g】
  • ※生・可食部100gあたり
  • ※日本食品標準成分表2018による

 

栄養成分の特徴

 

【不飽和脂肪酸】

 アボカドは「森のバター」と呼ばれるほど果肉に脂肪分が多いが、そのうち80%以上は不飽和脂肪酸(リノール酸・オレイン酸など)でコレステロールの心配はなく、心臓疾患のリスクを高めたりしません。

 

【カリウム】

 アボカドにはカリウムが非常に多く含まれる。その量はバナナの2倍程度と、果実のなかではとび抜けて多い。カリウムは汗と一緒に流出し、激しいスポーツにより欠乏すると筋肉痙攣をおこす。

カリウムの補給にバナナは有名ですが、「フルーツの合間にアボカド」も栄養価的にみてもいいですね!

 

【ビタミン類】

 アボカド果肉中のオイルにはビタミンA・B・D・Eが多量に含まれる。果実としては珍しくビタミンEを多量に含み、シミ・ソバカス・しわの防止に役立つといわれます。

 アボカドオイルの人体への吸収率は93.8%といわれています。非常に安定したオイルで4.4℃という条件下で12年間変質することなく貯蔵できたという報告もあります。このオイルはアレルギーを引き起こす心配はなく、ラノリンと同様に皮膚に浸透し、皮膚をなめらかにする効果がある。

 

 また、カリフォルニア・アボカド協会の資料では、ビタミン11種・ミネラル14種・脂肪16%を含み、その脂肪の88%はリノール酸などの不飽和脂肪酸であるため、コレステロールの心配はないとされている。

 

 

アボカドの見分け方

 

アボカドを選ぶポイントは

  1. 果皮にハリがある
  2. ヘタが付いているもの
  3. 持ってみて、重みがある
  4. シワがあるものは熟しすぎていることもある

【補足】

  1. 押したときにぐにゃとなるのは熟れすぎ!
  2. ヘタが取れると、そこから中が変色してくる!
  3. 握ってみて、ナスのような弾力があるのがオススメです。
  4. ちなみに、ヘタと皮の間に隙間があるものは、脂肪分が少ないです。

 

食べ頃

 

〇果皮の緑色の部分がなくなり、全体が黒に近い褐色になったら食べ頃です。

 

〇水分が抜けて熟すとヘタが浮くため、ヘタが浮いているのがいいです。(取れているのはダメ)

 

〇アボカドも皮の近くの栄養素が高い果物です!

 

 

保存方法

 

〇熟したものはポリ袋に入れて冷蔵庫の野菜室へ

〇固いものは常温で追熟

〇カットしたものは、レモン汁をかけてラップでしっかりと包み、冷蔵庫へ(7℃以下だと変色しますので注意)

 

最後に~アボカドとは~

 

いやー・・・有能!!!!

アボカドとは『有能!!!!』

 

アボカドは、調理の工夫で様々な食べ方ができますね!

皆様も工夫を凝らして、「我が家のアボカド料理」を見つけて、堪能していただければと思います!

最後までご覧いただきありがとうございました。

 

最新情報をチェックしよう!

熱帯果物【バナナ・アボガドなど】の最新記事8件