チェリモヤとは?世界三大美果に迫ります。

 

皆さん、『チェリモヤ』ってご存じですか?

 

店頭ではお目にかかることが滅多にないため、知らない人も多い果物ではないでしょうか?

今回はチェリモヤについて見ていきましょう!

 

 

チェリモヤについて

 

 チェリモヤはバンレイシ科の果実の中で、最も美味しいものとされています。

 

 エクアドルのパイナップル、東インド諸島のマンゴスチン、アンデス山麓に産するチェリモヤは、世界三大美果と称されています。

 

 チェリモアの名はペルー語の『chiri muya(cold seed)』、すなわち種子が冷たいとの意から転じた説と、『chiri moyu(cold bosom)』、冷たい胸を語源としている説があります。

 

 原産地がアンデス山麓の標高2000m前後の地域であることから、生育適温は最低7~18℃、最高15~28℃で、果実の成熟適温は最低8~12℃、最高18℃~22℃です。原産地の気候は周年温和で気温差が少なく、雨季と乾季があります。

 

 チェリモヤの経済栽培が最も盛んなのは、コスタ・デル・ソルと呼ばれるスペイン南部の地中海沿岸部です。その栽培面積は2000ha以上にも達します。カリフォルニア州南部でも80ha程度が栽培され、その一部が日本にも輸出されています。

 

 カスタード・アップルと呼ばれ、追熟させた果肉はカスタードのような感触で、大変甘くて美味しいです。生果でデザートとして利用されるのがほとんどでありますが、シャーベット・ミルクセーキ・ケーキなどに加工されています。

 

日本には1952(昭和27)年に田中諭一郎博士により、静岡県柑橘試験場に3品種(チェイフィー・オットー、デリシオーサ)が導入されました。しかしながら、経済栽培に発展することなく、植物園で保存されるにとどまりました。

 

1980年に入ってカリフォルニア産のチェリモヤが輸入され、高級果実として高値で販売されるようになって、栽培気運が高まりました。

 

日本では、高級果実として生果販売が最も有利であり、したがって、ほとんどがデザートとして生食に利用されています。しかし、奇形果や軟化した果実など市場での商品価値の低いものは、アイスクリームなどに加工されます。

 

 小面積の施設栽培が和歌山県などで行われており、その用途は生果消費がほとんどです。高級果実として取り扱われるため、果形の整った400g以上の果実が要求されます。そこで、加工用に仕向けられるのは小果と奇形果、または軟化が進んで出荷できない果実に限られます。特に加工用として栽培されている品種はありません。

 

 ハウス栽培では、5月から6月に開花・結実した果実が9月以降に収穫期となります。果実の肥大は二重S字曲線を描きます。二次肥大が始まり成熟期に近づくと、果面のうろこ状の紋様がやや不鮮明になり、果皮色もやや鈍くなります。外観で収穫適期を見極めるには経験が必要となります。

 

 

チェリモヤと健康

成分をみていきましょう!

 

エネルギー 78    【kcal】
水分 78.1 【g】
タンパク質 1.3   【g】
脂質 0.3   【g】
炭水化物 19.8 【g】
ナイアシン 0.7   【mg】
葉酸 90    【μg】
ビタミンC 34    【mg】
ビタミンB6 023  【mg】
食物繊維総量 2.2  【g】
  • ※生・可食部100gあたり
  • ※日本食品標準成分表2018による

 

栄養成分の特徴

 

 チェリモヤは、バナナと同じくらい多くのカリウム含みます。(230mg/100g)

 

血流を良くする働きがあるナイアシン・ビタミン・ミネラル類・タンパク質・食物繊維などをバランスよく含んでおり、栄養価の高い美果です。

 

機能性成分

 

 チェリモヤの種子中にはアルカロイドが含まれ、殺虫効果があります。種子中にはさらにカフェイン・レティキュリン・アノナイン・リリオデニン・ラヌギノシンなども含みます。

 

 種子からの抽出物がアトロピンと同じ副交感神経系の興奮効果を特異的に抑える効果を人体に及ぼすことが知られています。

 

 メキシコの原住民は、乾燥させた1個から2個の種子を粉状にして、水または牛乳と一緒に飲むことで催吐剤や下剤として利用しました。

さらに、果皮を煎じたものが肺炎に効果があるとされます。枝葉にも8種類の薬物作用や毒性を有するアルカロイドが含まれています。

 

 

 

チェリモヤの見分け方

 

チェリモヤを選ぶポイントは

  1. 果皮にハリがある
  2. 果皮全体がふっくらしている

 

食べ方

〇チェリモヤの果実はクライマクテリック型(追熟型)果実であり、キウイフルーツなどのように追熟軟化させてから食べます。

 

〇チェリモヤは温室で追熟させて、果皮が緑色から茶色がかり、押してみて表面が手のひらくらいに軟らかくなれば食べ頃です。

 

 

〇果梗(かこう 果実を支える柄になっている部分)部を指でつまんで引っ張ると簡単に外すことができます。

 

2時間ほどの短時間であれば冷蔵庫で保存も可能なので、冷やしてからたべるのがオススメです。

 

完熟したものが美味しく食べられるのは2~3日程度なので、なるべく早く食べましょう。追熟完了時には果皮が黄緑色からやや褐変するが、味に影響はあまりありません。

 

加工用途は、強い甘さとさわやかな香りを生かした冷凍加工(アイスクリームやシャーベット)が多くあります。果肉は多汁質で、甘さと酸っぱさのバランスが良いことから、果実加工のほとんどの用途に利用可能と考えられています。

 

 

保存法

 

〇最もよい風味が得られる追熟温度は15~25℃の間

紙袋に入れるか新聞紙に包んで20℃程度の常温で保存します。

25℃以上では軟化速度が速まり風味も損なわれます。30℃以上では追熟障害が起こる危険性があるので注意しましょう。

 

 

〇8℃以下の低温に長時間置くと、低温障害を受けて正常に追熟しません。

※収穫後10℃での保存は10日間程度を限度とし、その後は追熟適温にもどして追熟させるのが望ましいです。

 

〇皮がデリケートなので傷をつけないように注意しましょう。

 

 

最後に~チェリモヤとは~

 

チェリモヤは、森のアイスクリームと呼ばれるほど、甘くてクリーミーなのが特徴です。

白いクリーム状の果肉は糖度が20度以上と甘く、かすかな酸味と上品な香りがあります。

 

さすが世界三大美果・・・

 

みなさんもこの記事を読んでいただき、興味が持てたならぜひ食べてみましょう!

最後までご覧いただきありがとうございました!

 

 

 

チェリモヤ
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