【常識!?】骨を丈夫に!!『カルシウム』について

『カルシウム』と聞くとどのようなイメージをしますか?

 

『牛乳に多く含まれる?』

 

『骨を丈夫にするよね!!』

 

様々なイメージがあるとは思いますが、身体にどんな作用があるのかということを理解していただければとおもいます。

 

 

今回はカルシウムについてです!

 

 

 

カルシウムって?

 

 

カルシウムを教えてください!

 

 

〇多量ミネラルです!

 

 

〇成長ホルモンをはじめとするホルモンの分泌を行います!

 

 

〇血液凝固など、幅広い生理機能に関与します!

 

 

〇筋肉の収縮に関係します!

 心臓を規則正しく拍動させるなどの働きもします。

 

 

〇丈夫な骨や歯を形成します!

 

 

 

カルシウムを取り過ぎるとどうなるの?

 

 

〇通常の食生活では見られません。

 

 

サプリメントやカルシウム剤での摂取、カルシウム剤とビタミンD剤との併用には注意が必要です。

 重症時には意識障害や高カルシウム血症を引き起こす恐れがあります。

 

 

〇長期間にわたってとりすぎると、泌尿器系結石、鉄や亜鉛の吸収障害、便秘などになることがある。

 

 

 

カルシウムが不足するとどうなるの?

 

 

〇成長期に不足すると、骨や歯の形成障害が起こります。

 

 

〇成人の場合、骨粗鬆症や骨軟化症になります。

 

 

〇カルシウムが不足すると血液中にカルシウムが過剰に流出します。

 血管にカルシウムが沈着して高血圧や動脈硬化につながります。

 

 

※画像とカルシウムに関係はありません!!

 

 

人体に最も多く含まれるミネラルです!!

 

体重の1~2割と、人体に最も多く含まれているミネラルです。

 

約99%は骨と歯に含まれているため、骨は『カルシウムの貯蔵庫』ともいわれます。骨では毎日新陳代謝が起こるため、カルシウムの補給が欠かせません。

 

 

残りの1%は、血液や細胞中に存在して、心臓や筋肉が正常に収縮するのに不可欠な働きをしています。

 

 

そのため食品から摂取量が不足し、血液中のカルシウム濃度が低下すると、カルシウムを骨から溶かして補います。この状態が慢性的に続くと、骨量が減り、骨粗鬆症になる恐れがあります。

 

 

また筋肉の収縮・弛緩の調整や血液の凝固にも関わるほか、神経伝達を正常に保ったり各種ホルモンを分泌する際にも働いています。

 

 

カルシウムをたくさん摂取している人のほうが、体重や体脂肪の増加が少ないという報告があります。体脂肪とカルシウムの関係が注目されています。

 

 

高血圧の抑制や血中HDLコレステロール量の増加、メタボリックシンドロームの改善なども報告されていますが、その効果は不明な点が多いのが現状です。

脳卒中・結腸ガン・直腸ガンを予防します。

 

 

 

一日に必要なカルシウムの量は?

 

 

〇食事摂取基準(mg/日):男性の場合

 

  推奨量 耐用上限量
  (mg/日) (mg/日)
0~5 (ヵ月) 200
6~11 (ヵ月) 250
1~2 (歳) 450
3~5 (歳) 600
6~7 (歳) 600
8~9 (歳) 650
10~11 (歳) 700
12~14 (歳) 1000
15~17 (歳) 800
18~29 (歳) 800 2500
30~49 (歳) 650 2500
50~69 (歳) 700 2500
70以上 (歳) 700 2500

 

〇食事摂取基準(mg/日):女性の場合

  推奨量 耐用上限量
  (mg/日) (mg/日)
0~5 (ヵ月) 200
6~11 (ヵ月) 250※1
1~2 (歳) 400
3~5 (歳) 550
6~7 (歳) 550
8~9 (歳) 750
10~11 (歳) 750
12~14 (歳) 800
15~17 (歳) 650
18~29 (歳) 650 2500
30~49 (歳) 650 2500
50~69 (歳) 650 2500
70以上 (歳) 650 2500
     
妊婦(付加量)
授乳婦(付加量)

※1 目安量

厚生労働省 日本人食事摂取基準より

 

 

カルシウムの基準値は、現在の摂取量と骨重・骨密度・骨折などとの関係をまとめた研究をもとに、身体内蓄積量や尿中排泄量、吸収率などを考えあわせた値です。つまりは骨の健康のために必要な量になってます。

 

 

近年、妊娠・授乳期になるとカルシウムの吸収や利用率が高まることがわかりました。摂取量を増やさなくても、胎児や母乳に必要な量はとれますが、推奨量は満たすようにしましょう!

 

 

 

【果物『カルシウム』ランキング】

 

 

さぁ、主な果物のカルシウムの含有量について見ていきましょう!

果たして多く含まれている果物はあるのでしょうか・・・!?

 

 

食品名 含有量【mg】 備考
アボカド
アケビ 11 果肉 生
パイナップル 11
イチゴ 17
キウイフルーツ 17 黄肉種 生
バレンシアオレンジ 21 生 砂じょう
いちじく 26
バナナ 26
カキ 27 干し柿
リュウガン 30
キウイフルーツ  33 緑肉種 生
マンゴー 37
ハスカップ 38
プルーン 39
ゆず 41 果皮
ブルーベリー 43
アンズ 45
なつめ 65
ブドウ 65 干し
レモン 67 全果
ナツメヤシ 71
グリーンオリーブ 79 塩漬
キンカン 80 全果

※可食部100gにつき

※七訂 食品成分表2019より

 

 

七訂 食品成分表2019の主な果物では『キンカン』が一番でした!

 

 

【 終わりに 】

 

『カルシウム』について果物を通してみていきました!

 

一覧表にもありますが、果物からカルシウムの摂取は、現実的ではありませんね。カルシウムは牛乳・乳製品や魚・大豆・大豆製品のほか、緑黄色野菜の一部に多く含まれています。

 

栄養バランスを考えながら、食事にフルーツを取り入れて、健康維持・向上に是非役立ててください!

 

最後までご覧いただきありがとうございました!

 

キンカン カルシウム
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