みなさんは『水』にこだわりを持ってい居るでしょうか?
身近にある『水』についてを当ブログマスコットキャラクターのしゅんぺい君が様々な疑問を先生に聞いてみました!
最後までご覧いただけたら幸いです!
健康にいい水ってどんなの?
ご存じの通り人間は体重の約60%は水分で出来ています!
そのため、当然ながら良い水を飲めば健康に良く、悪い水を飲めば悪影響が出ることは容易に想像できると思います。
でも、実際は『何が良く』て『何が悪い』のかは分からないところが正直だと思います。
今回そんな疑問について探ってみましょう!
健康にいい水の3つ指針
①油を溶かす(界面活性力=油脂の分散性)
②酵素活性が高い(体内の酵素や抗酸化物質の力を低下させない)
③水分子集団(クラスター)の小さい水
今回の記事で①の油を溶かすについて具体的に見ていきましょう!
油を溶かす水とは?
油を溶かす水=アルカリ性
人間の体はpH7.4程の弱アルカリ性です。
※pHとは、水素イオン濃度を表す指数。pH7が基準となり、7より小さくなれば酸性。大きくなればアルカリ性となります。
油は酸性のため、多く摂取すると体内が酸性に傾きます。また、疲れているときの酸性に傾くという性質があります。
そして 酸性を中性にすることを『油を溶かす(中和)する』という表現で表しています!
炊飯料理にアルカリ性の水?
皆さん『なぜお米を研ぐかご存じですか?』
昔からそうしてきた!親から教わった!などと理由は様々だとは思いますが、明確に答えられる方は早々多くありません。
理由は『米粒の表面に付いている米糠油をとるためです!』
お米を研ぐ際に、この油が水をはじいてしまったら、米粒の中に水が浸透していきません。炊きあがったご飯の65%は水分なので、ご飯の美味しさは米粒の中に、どれだけ水が浸透するかによって決まります!
ということは、美味しいご飯を炊くには油とよくなじむ水=油を溶かす力の水でお米を研ぐことが一番のポイントとなります!
今では、炊飯器を利用している家庭が大半を占めていますから、水が美味しければお子さんでも美味しいご飯が簡単に炊けますね!
それでは美味しいご飯を炊くために具体的にはどんな方法があるのでしょうか?見てみましょう!
①水はアルカリ性である
アルカリ性の水は油を溶かす力が強く、お米の構成成分であるアミロースという多糖体の組織を緩める効果を発揮するので、米粒はよく吸水して膨潤します。
その結果、美味しいご飯が炊けます!
このような水を作るには、天然鉱石を利用した浄・活水器、あるいは電解アルカリ水を作る器械が適しています!
②備長炭か竹炭を入れて炊飯する
備長炭もしくは竹炭を水に浸すと、炭から主にカリウムイオンが溶け出してアルカリ性に変わり、原水(水道水)よりも油を溶かす力が2倍程高くなります。
さらに、炭からは遠赤外線という電磁波が放射され、米粒の芯まで均一に炊きあがります。
ですから、長さ5センチ程度の備長炭か竹炭を1個入れて炊飯し、美味しいご飯を食べましょう!
③大根おろしの水を加える
お米はアミロースという多糖体からなる物質です。
大根をおろした時にでる水には、酵素アミラーゼが含まれていますからこの水を添加して炊飯すると、アミロースの分解が進み、甘味のあるふっくらとしたご飯になります。
美味しい豆腐も水で決まる
豆腐は大豆から作ることは御存じだと思いますが、絹ごし豆腐は約90%、木綿豆腐でも約87%が水分で出来ています
これだけの水分を持った食べ物ですから、豆腐のおいしさは原料水が品質を決めていると言っても過言ではありません
さらに大豆には大豆油が含まれていますから、均一の豆乳にするためには、油とよくなじむ水(油を溶かす力のある水)を原料水に使うことが大切になってきます
油の溶かす力が高いのはアルカリ性の水ですね!
製造工程に不安がある人は食べる前のひと手間でおいしい豆腐に早変わりさせる方法があります
① 購入してきた豆腐の容器に入っている水は捨てる!
② 浄水器などを通過させた水に10分間ほど浸します。
上記を実施すると、豆腐全体の水が入れ替わりとても美味しい豆腐に変化します
ちなみに
豆腐の凝固剤は硫酸カルシウム(CaSO4)のものより、ニガリ(塩化マグネシウム=MgCl2)の物を選ぶのが理想です!
全く同じ量の豆乳からニガリで固めると10個しかできませんが、硫酸カルシウムで固めると15個もできます。
味も栄養分も50%は低いという計算になりますね。
品質にこだわる方は是非良いお豆腐を選びましょう!
コラム
体温の36度よりも22度低い14度以下の温度になっている水を口に含むと、舌の味蕾(味を感じる細胞)が麻痺をしてしまい、どんな水を飲んでも『おいしい』と感じてしまう身体的カラクリがあります。そのため『冷たい=美味しい』と感じてしまう冷たい水であるが故、水道水の塩素の臭いと味がしなくなります。
つまり、美味しい水と健康にいい水はイコールではありません!
パンも水で決まる
パンの生地は小麦粉です。
小麦粉には約5%の小麦油が含まれていますから、生地を練る水にも油を溶かす力のある水が最適です。
こうして水で練った生地は、イースト菌か天然酵母でパンに焼き上げますと、タンパク質の網目構造がしっかりできるので、とても弾力性のあるパンに仕上がります。
つまり、押しつぶしても『すぐに元に戻ります』これが本物のパンであり、いいパンを見分ける方法でもあります。
生地を練る水にこだわる。目に見えないものだからこそ、しっかりとしたものを
目に見えなくても、ごまかせない真実がそこにはあります
コーヒーでも、良い水か見極める
喫茶店でコーヒーを飲む時に、表面にコーヒー油(油膜)が浮いていたことはありませんか?
こういう喫茶店は水に意識が向いていないため、油を溶かす力の低い水(水道水)でコーヒーを淹れている可能性が高いと言えます。
コーヒー豆には、コーヒー油が含まれています。
表面に油が浮かないコーヒーを淹れたいときは、油を溶かす力がある水が最適です。
こうした力のある水は水道水と比較してコーヒーの成分を10%以上多く溶かしますから、豆の量を10%減らしても問題ありません。
お湯でドリップしなくても、水出しコーヒーを楽しむことが出来ます!
水にこだわるということで、ミネラルウォーターを購入している方も多いと思いますが、その水でコーヒーをいれてみてください。
もしも表面に油膜が浮くようであれば、その水には力がなく、購入には値しない水となります。
またわざわざ遠方まで湧水を汲みに行く方も同様です。
いい水・力のある水の簡単な見分け方は、コーヒーを淹れた時に表面に油膜が浮かない水です。これは覚えておくと便利です。
飲む時のコーヒーは99%以上が水ですから、水にもしっかりとこだわり、素材の豆を生かす人こそが真のコーヒー通と言えるでしょう
体内の毒素を洗い流す
私たちの生活環境の中に発生する毒物のうちで、最も体に取り込みたくないのは、PCB(ポリ塩化ビフェニール)やダイオキシンですが、農薬・食品添加物・化学薬品といったものもあります。
このようなものは、水にはほとんど溶けず、脂肪(油)に溶けやすいという性質を持っています。
男性よりも脂肪分が5%多い女性の方が、毒物を蓄積しやくなります。
しかし、水に溶けるものは排出されるので、毒にはなりません。
毒性であるPCBやダイオキシンは、どこから体内に取り込まれるのでしょうか?
ゴミ焼却場や産業廃棄物の処理場から発生したPCBとダイオキシンなどは、雨が降ってもの水に溶けないため、水の表面に浮かんだまま川へ流れます。
そして最終的には海に到達して、海に生息している生き物の脂肪組織に蓄積されます。
海に住む生物で最も厚い脂肪組織を持つクジラ・イルカ・アザラシなどは、PCBやダイオキシンなどで最も汚染される可能性が高いといえます。
最近、日本列島の各地でクジラが漂着する事件が多発しています。
これは、クジラの方向探知能力が毒物で狂ってしまった結果であるとも捉えることもできます。
これらの他にも、私たち日本人がタンパク質源として摂取している魚介類も脂肪(油)を持つので、少なかれ汚染は避けられません。
そして、食物連鎖によって生物濃縮されていき体内の脂肪組織に蓄積され、健康を害する原因となります。
私たちは日々、海産物や農産物、あるいは加工食品から摂取しており、体内の脂肪組織に毒物を蓄積する環境下にあるのです。
食品を購入する時に、成分表を慎重に調べて選択しようとしても、メーカー側の安全と思わす表示や無登録農薬を使っている場合があるので、私たちがいくら努力しても毒物の体内への侵入を防ぎきれない状況下に置かれていることも事実です。
このような環境下です。これは開き直るしかありません
自分と家族の健康を守るため、脂肪組織に蓄積している毒物を洗い流すことを心がけましょう!
この『毒物を洗い流す力を発揮する』のが『油に溶ける水』なのです!
21世紀を生きる私たちは、こうしたいい水を常用することで多くの健康的被害を防ぐことが出来ます。
とてもありがたいことに、日本はいつでも水が飲める環境にあります。
この環境に感謝して健康的な毎日を送りましょう!
今回の記事はここまで!