女性に優しく、男に厳しい??『モモ』について

 

モモと聞くとどんなイメージを持ちますか?

多くの人から支持されている人気のフルーツの1つではないでしょうか?

今回は『モモ』について見ていきたいと思います!

 

モモについて

モモの原産地は中国です。バラ科サクラ属という素敵な家系(しゅんきゅう個人的意見)です。

 古くから栽培されていた作物で、薬用、食用または花木として早くから改良が加えられていました。歴史的記録としても紀元前400~250年の「山海経」に記述が残っており、以後の史書にも多くのモモに関する記載が残されています。

 モモはペルシャを経由して、紀元前1世紀頃ギリシャに達したと考えられています。紀元前332年にはギリシャで栽培されていた記録があります。その後、ローマ帝国へ広がり、大航海時代には、探検家や開拓者の船で南北アメリカに広がっていきました。こうした移動が可能であったのはモモの種が特別な貯蔵をしなくても生きていけるためと考えられています。

 日本でもモモは古くから栽培されており、邪気を払う力を有する果物と考えられていました。「古事記」、「日本書紀」以来の古文に記載がされています。平安朝末期から鎌倉時代には日常食生活における重要な菓子の一つであったが、当時の果実は60~70gと推定されています。1873~75(明治6~8)年頃に欧米、中国から導入された品種からつくられた現在の品種は、古来のモモとは遺伝的に異なると考えられています。

 モモの缶詰にも加工されているが、年々減少しており、そのぶん輸入量が増えています。輸入先は中国・ギリシャ・南アフリカが多く、日本人の好む白肉種の缶詰は中国から輸入されています。

 

食材としての生かし方

 

 我が国のモモは、白肉種を主体にした生食が中心に生産されている。缶詰やジャムなどにも加工されているが、加工用としての原料確保が難しいのが現状です。

 モモは、果肉と核が分離しやすいものを「離核」、しにくいものを「粘核」という。加工には、除核後の形状がきれいな粘核もモモが適する。肉質では、収穫後、急速に肉質が軟化し、溶けるように軟らかくなる溶質(メルティング)と、完熟すると肉質は弾力性を帯びるが、溶質のように軟化しない不溶質(ゴム質)とがある。不溶質のモモは、加工工程で煮崩れしないなど加工しやすい。また、果肉色により白肉種と黄肉種とに分けられるが、日本では白肉種が好まれます。

 モモの品種は多く、ジャム用にはそのいずれの品種でもよいが、単一種を用いるよりも数種類を組み合わせたほうが優れた製品が得られる。一般的に早生系統は糖、ペクチンが少なく風味もものたりない。また天津水蜜などは濃赤色で、単一では色調が濃すぎる。白肉種は風味が上品すぎて、ジャムではものたりない仕上がりになります。また、品種による香りの程度も異なるものでミックスすると良品が得られやすくなってます。

 ネクターやドライフルーツに加工されているほか、フルーツカクテル、フルーツサラダなど他の果物とのミックス利用、ピーチパイ・モモゼリー・アイスクリーム・ピーチシャーベットなどの菓子利用も行われています。

 

 

モモと健康

 

甘くてジューシーでとろけるような日本のモモは世界でも高い評価を得ています!

栄養についてみてみましょう!

 

エネルギー 40     【kcal】
水分 88.7  【g】
タンパク質 0.6    【g】
脂質 0.1    【g】
炭水化物 10.2  【g】
カリウム 180   【mg】
マグネシウム 7    【mg】
ビタミンE 0.7    【mg】
ビタミンC 8       【mg】
食物繊維総量 1.3    【g】
  • ※生・可食部100gあたり
  • ※日本食品標準成分表2018による

 

 

栄養成分の特徴

 

 便秘解消に効く食物繊維のペクチン、冷え性の緩和や血行をよくする効果のある鉄分マグネシウムが含まれる。女性の強い味方です。老化防止やガン予防の効果が期待できるカテキンも含まれています。

 

 モモの成分は、ナトリウム/カリウム比(0.09)が優れているなどの特徴があり、高血圧に効果的な果物である。抗酸化性の高いビタミンE含有も多い。また黄肉種のモモには、ガン予防との関係で注目されているカロテン類が含まれており、健康に役立つ成分として重要視されている。

 

 モモには食物繊維が1.2/100g含まれており、特に、水溶性食物繊維であるペクチンを多く含んでいます。ペクチンには、コレステロール正常化作用や腸内細菌叢改善作用があります。ポリフェノールには抗酸化力があるが、モモに含まれるポリフェノール成分として、カテキン・エピガロカテキン・クロロゲン酸・ネオクロロゲン酸などが報告されてます。

 

 日本では、インスリンがあっても臓器・組織において有効に働かない糖尿病(インスリン非依存型糖尿病)の増加が著しく、40歳以上の人の約10%も罹患(リカン)している。膵臓がインスリンを十分つくり出すことができなかったり、インスリンが十分あっても有効に働かなかったりすると、血液中の糖をエネルギーとして利用できなくなるのが糖尿病である。最近、培養細胞を使った実験で、モモにはインスリンの働きを良くする成分が含まれていることが明らかになりました。そのため、モモには糖尿病の予防効果があると考えられています。

 

 モモ

 

モモの見分け方

 

モモを選ぶポイントは

  1. ふっくらとしていて、丸みがある
  2. 全体にうぶ毛がまんべんなく生えている
  3. 全体的に色調が整っているもの
  4. 香りが強いもの

 

 傷つきやすいデリケートな果物です。果実を押してしますとその部分から傷んでしますので、触れるときはやさしく扱いましょう。

 

モモの食べごろ

 

〇固い状態でも、熟した後でも甘さそのものは同じです。

 

〇軸のまわりの青みがなくなったら。冷やしすぎると甘味が落ちてしまうので、食べる2~3時間前に冷やしましょう。

 

〇モモを洗う際は、流水でそっとなでるように洗いましょう。

 

モモの保存方法

 

熟していないものは新聞紙などにひとつひとつ包んで、常温で好みの固さまで追熟できます。

 

最後に~モモとは~

 

モモは食べやすく、栄養価も高く、女性の味方ですね!

しゅんきゅうはモモの生産が盛んな地域で育ったため、新鮮なモモをよく食べていましたが、新鮮なものは果皮のうぶ毛がトゲのようにチクチクします。頬ずりしたところや、手のひらがかゆくなってひどい目にあったのを覚えてます。

もしかして、男には厳しいのかも?(そんなはずないかっ(‘ω’)ノ)

 

 

モモをたくさん食べて、日々の健康に是非お役立てください!

 

最後までご覧いただきありがとうございました。

 

 

 

モモ 桃 ピーチ
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